子どもと一緒にできる「色あそび」実践アイデア

色づくり

色あそびは、学びと発見の宝庫!

絵の具でぬりぬり、光を通してキラキラ──子どもにとって「色」はまるで魔法のような存在です。
でも、実はこの“遊び”の中に、たくさんの学びと発見が詰まっていることをご存じですか?

この記事では、家庭で簡単にできる「色あそび」のアイデアをたっぷり紹介します。

色の不思議を体験しながら、親子で笑い合える時間をつくってみませんか?
どれも特別な道具はいらず、手軽に試せるものばかり。小さな手と一緒に、カラフルな世界を探検しましょう!

色ってなに?こどもと話したい「色のふしぎ」

まずは、子どもに「色ってなんだろう?」と問いかけてみてください。
日常に当たり前にある“色”も、じつは深くておもしろいテーマです。

たとえば──
・色は光の反射で見えること
・白い光にはいろんな色が混ざっていること
・夜や影では色が違って見えること

これらを、簡単な言葉で伝えるだけでも、子どもは目を輝かせます。
「色は目で見る光のプレゼントなんだよ」といった表現もおすすめです。

はじめての「色まぜあそび」基本の三原色でチャレンジ!

赤・青・黄色の3つの絵の具を用意して、まぜまぜスタート!
最初は思いっきり手で混ぜてもOK。色が変わる瞬間に、子どもは思わず「うわ~!」と声をあげるはずです。

例:こんな色ができるよ

  • 赤+黄 → オレンジ

  • 青+黄 → 緑

  • 赤+青 → 紫

このとき、「オレンジって、赤と黄色が仲良くなったんだね」など、色にストーリーをつけてあげるとより楽しめます。

食べもの×色あそび!身近な素材で安全に

絵の具がまだ不安な年齢でも、食べものを使えば安心。
以下のような素材は、色あそびにぴったりです。

食べもの例

  • 食紅(100均でも買える)

  • カレー粉やパプリカパウダー(黄・赤)

  • 紫キャベツの煮汁(水に溶かすとpHで色が変わる!)

  • 抹茶やココアもOK

紙コップに少しずつ水を入れて、スプーンで混ぜながら色をつくっていくと、ちょっとした実験気分に。
おままごと感覚でも楽しめますよ。

ぬって、こすって、スタンプして!紙と手であそぶアート

画用紙と絵の具だけあればOK!道具は手や家にあるもので十分です。

あそびアイデア例

  • 指スタンプ:ポンポンと指でお花を作る

  • ローラー:ラップの芯やトイレットペーパーの芯をコロコロ

  • スポンジ:キッチン用スポンジを切ってポンポン

  • 歯ブラシスパッタリング:古い歯ブラシでシュッシュ!

形や感触も合わせて楽しむことで、五感への刺激がぐっと深まります。
「ぬる」「こする」「押す」などの動作にも意味があるんです。

お風呂で実験!「色のマジックバス」ごっこ

お風呂の時間も、色あそびに早変わり!
以下のようなアイテムを使えば、安全で楽しい実験空間に。

● おすすめアイテム

  • 食紅やお湯で溶かしたジュース粉末

  • カラフルな入浴剤(バスボム)

  • 小さなプラコップに色水を入れて「色ミックス実験」ごっこ

たとえば、赤と青のカップを持って「これを混ぜたらどうなる?」と問いかけてみましょう。
色の変化が目で見えて、ぬるぬる感も楽しめて、しかも汚れ知らず。一石三鳥です!

光と影で色が変わる?窓辺でやってみよう!

セロファンやカラーフィルムを使って、光の色の不思議も体験できます。

あそび方

  • 色つきセロファンを重ねて太陽の光にかざす

  • 懐中電灯の先に色をつけて「カラースポットライト」遊び

  • 色を重ねると違う色になる「光のまぜまぜごっこ」

紙の色とは違い、光は“加法混色”。赤+緑=黄色になるなど、まったく違う結果に子どももびっくり!

いっしょに作ろう!「オリジナル色図鑑」

その日見つけた色を記録していく「マイ色図鑑」づくりもおすすめ。
子どもの観察力と記憶力を刺激します。

やり方

  1. 見つけた色を画用紙にぬる or シールを貼る

  2. どこで見た? 何の色?を横に書き添える

  3. 名前を自由につけて「空の色」「おばあちゃんの服の色」など命名

1冊のノートが、世界でひとつのカラフルな記録帳になりますよ。

絵の具だけじゃない!おうちで広がる色の世界

最後に、色あそびの幅をもっと広げるアイデアを紹介します。

家にあるもので

  • カラーシールを使ってモザイク画づくり

  • 折り紙をちぎって「色の貼り絵」

  • ガチャカプセルに色水を入れて「色玉」づくり

身近なものが「色あそび」の道具に早変わりします。
100均をのぞくだけでも、いろんなヒントが見つかりますよ。

色あそびは、“わくわく”を育てる時間

色をまぜる、ぬる、見る、名づける──これらはすべて、子どもの「感じる力」と「考える力」を育てる時間です。
そして何より、色とふれあう時間は、親子のコミュニケーションそのもの。

「どんな色が好き?」「この色はどんな気持ちになる?」と、ぜひたくさん話してみてください。
その先に、子どもだけでなく大人も癒される“色の魔法”が待っていますよ。

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