動物の毛並みを色で表現してみよう(猫・犬・鳥)

色づくり

自然の色って、実は最強のカラーパレット。

猫のツヤのある黒。犬のふんわりしたベージュ。鳥の羽にだけ見られる鮮やかな青や緑。

私たちの身近にいる動物たちは、まるで自然が生み出した芸術作品のような色合いをまとっています。

この記事では、そんな動物の毛並みや羽の色を「色コード」や「カラーパターン」として表現してみます。

イラストやデザインに取り入れるのはもちろん、ちょっとした色選びのインスピレーションにもなるはず。

「自然の色って、どうやって再現すればいいの?」という方にもわかりやすく、猫・犬・鳥の実例を交えて紹介していきます。

気になる動物がいたら、その色、ぜひ“借りて”みてくださいね。

毛並みの色って、こんなに奥深い!

動物の毛並みは、単なる「色」ではありません。

光の当たり方や毛の質感、さらには混ざり合う微妙な色合いまで含めて、全体として“その子らしさ”を作り上げています。

特に猫や犬は、単色だけでなく複数の色がグラデーションのように重なっていたり、模様として現れていたりします。

鳥の羽に至っては、角度によって色が変わって見える“構造色”まで!

この記事では、そうした「自然の色」をどうやってデザインに落とし込めばいいのかを、実例で紹介していきます。

猫の毛並みの美しさを色で再現するには?

猫の毛色は、とにかくバリエーションが豊か。

たとえば:

  • 黒猫:#000000(ブラック)に近いけれど、よく見るとほんのり赤みがかったブラウンを帯びていることも(例:#1c1c1c)。
  • 三毛猫:ホワイト(#ffffff)×ブラウン(#b5651d)×ブラック(#1a1a1a)の組み合わせ。
  • シャム猫:クリームベージュ(#f5f5dc)×焦げ茶(#3b2f2f)など、コントラストの美しさが特徴的。

また、光沢感を意識すると、グラデーションや光の反射を加えたデザインにも挑戦しやすくなります。

イラストや配色に猫の毛並みを活かしたいときは、写真をじっくり観察して「ただの黒」ではない“深み”を探すのがポイントです。

犬の個性が光る毛色をカラーコードで表現!

犬の毛色も、犬種によってさまざまです。たとえば:

  • ゴールデンレトリバー:やや赤みのあるゴールド(#d2b48c〜#f0e68c)
  • シベリアンハスキー:ホワイト(#ffffff)とグレー(#b0c4de)のツートンカラー
  • チワワ(ブラック&タン):ブラック(#1c1c1c)+黄土色系(#d2b48c)

さらに、犬の毛には「ふわふわ感」「ツヤ感」「無造作感」など、毛の質感によっても色の見え方が変わる特徴があります。

また、老犬になると白っぽくなってくる毛色も魅力的。

あえてその“年輪”を色として表現するのも、デザインに深みを持たせる手法のひとつです。

鳥の羽のグラデーションに学ぶ、自然の色彩美

鳥は、まさに自然界の配色マスターです。

  • オカメインコ:淡いイエロー(#ffffcc)に頬のオレンジ(#ffa500)がチャームポイント。
  • カワセミ:光沢のある青(#007fff)と、腹部のオレンジ(#ff8c00)の大胆なコントラスト。
  • クジャク:青緑(#1ca9c9)~深緑(#006400)のグラデーション+目玉模様のパターン。

鳥の羽には、角度によって色が変化する「構造色」が含まれているため、実際の色再現には金属感や光の屈折も意識すると◎。

デザインに落とし込むときは、グラデーションツールや、光沢加工を使って羽の輝きを表現してみましょう。

リアルな毛並みを再現するための色選びのコツ

ただ色コードを拾うだけでは、リアルな毛並みの再現にはなりません。

大切なのは、“複数の色がどう混ざり合っているか”を見ること。

以下のようなコツを意識してみてください:

  • ベースカラー + ハイライト + シャドウ の3色を意識する
  • ぼかしや濃淡で立体感を出す
  • 「色の境界線」がどうなっているかを観察(はっきり?ぼやけてる?)

たとえば、猫の三毛模様はくっきり分かれているけれど、柴犬の茶色と白はふんわりと混ざっています。

こうした違いを表現するには、色だけでなく境界の描き方・重ね方も重要になってきます。

PhotoshopやCanvaでの毛並みカラー再現テクニック

デジタルツールを使えば、リアルな毛並み表現も手軽に再現可能です。

Photoshopでの再現テク

  • 「スポイトツール」で写真から色を正確に抽出
  • 「ぼかし(ガウス)」で境界を自然に
  • 「ブラシの不透明度」を調整してふわっとした質感に

Canvaでの工夫

  • グラデーション背景に毛色を配置
  • 透明度調整で毛の層っぽさを演出
  • 図形やアイコンで“毛束感”を表現してみるのも面白い!

iPhoneでもCanvaアプリを使えば、簡単に色の再現ができるので、ちょっとしたSNS投稿や資料作りにも便利です✨

イラスト・デザインに役立つ!色の組み合わせ実例集

以下に、いくつかの具体例をご紹介します。

猫(三毛)

  • #ffffff(ホワイト)
  • #b5651d(オレンジブラウン)
  • #1a1a1a(ブラック)

→ コントラストを活かしたポップな配色におすすめ

犬(柴犬)

  • #deb887(バフブラウン)
  • #fff5e1(クリーム)

→ ふんわり優しいイメージ。ナチュラルなデザインに◎

鳥(カワセミ)

  • #007fff(鮮やかな青)
  • #ff8c00(オレンジ)

→ 鮮やかで目を引くトーン。ロゴやアクセントカラーにぴったり!

こうした動物の毛並みパレットをストックしておくと、配色に困ったときの心強い味方になりますよ🖌️

まとめ:自然の色から学ぶ、配色のインスピレーション

動物たちの毛並みや羽の色は、私たちの色彩感覚をぐっと広げてくれます。

それはただ「可愛い」や「キレイ」だけじゃなく、自然の中で生まれた、調和のとれた色だからこそ。

イラストやデザインに取り入れるだけでなく、服選びや部屋のインテリアにも活かせるかもしれません。

さあ、今日からちょっと視点を変えて、

あなたのそばにいる動物たちの“色”を見つめてみませんか?

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